以前のブログで
「地域や成育環境に関わらず、子供がスポーツを通じて生き抜く力を得られる場や機会を創り出し、健やかな成長を支える環境を充実させていくこと」
が重要になるいうことを書きました。
これだけ見ると「これまでやってきたことと大きく変わらないよ」と思うかもしれません。
ですが、こどもまんなか社会で重視すべき事はこれだけではありません。
これからは子どもを権利の主体として捉え、子どもの視点や意見を尊重し対話を重ねながら共に進めていくという姿勢を持つことが大切になります。
つまり、これまでは指導者が良いと思うプログラムを考え子供達に提供してきましたが、これからは大人の視点や価値観だけでなく子供たちの”やりたい”という声にも耳を傾けながら、より良い方法を共に考え作り出して行くということが求められるというわけです。
さらにスポーツの企画・運営にあたってはプレイヤーの個性や多様性を尊重し、個人の尊厳を守る配慮や工夫がより求められる社会になっていきます。
また最近は指導者によるわいせつ行為やハラスメントといった問題も深刻化し、
その対策にも取り組んで行かなければなりません。
個性や多様性を尊重し、個人の尊厳を守る大切さを頭で理解していてもそれを実際に行うには難しさがあるというのが現場の実情かもしれません。
しかし、こどもまんなか社会を実現するためにはそうも言ってられません。
子供が安心して伸び伸びとスポーツを楽しめる社会を作るためには指導者ひとりひとりがこれらの課題と真剣に向き合いその解決方法をみんなで考えていかなければなりません。
今後スポーツ指導者に求められることはこどもまんなか社会へと変わることに対応するのではなく、我々指導者自身が子供に対する意識や考え方を変え、
スポーツの分野からこどもまんなか社会を作り上げていくようにすることです。
そのためにはこどもまんなか社会におけるスポーツのあり方をみんなで議論し、
我々のすべきことを考えていくことが大切になると思っています。
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